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和名 セラセフェート 英文名 Cellacefate CAS 9004-38-0 (link to ChemIDplus), (link to JAN DB), (link to JANe DB) 別名 酢酸フタル酸セルロース,Cellulose acetate phthalate 収載公定書 局方(JP17), USP/NF EP 用途 結合剤,コーティング剤,賦形剤,崩壊剤,防湿剤,溶解補助剤 ■単回投与毒性 ■反復投与毒性 (link to TOXLINE) ■遺伝毒性 ■がん原性 ■生殖発生毒性 (link to DART) Cellulose acetate phthalateの500, 1000及び1500 mg/kg/dayを妊娠ラット(Wistra-Imamichi)の器官形成期を通して6日間連続経口投与して胎児の外形および骨格系に及ぼす影響ならびにその生後発育に及ぼす影響を検討した。致死、催奇形作用ならびに発育抑制作用は認められなかった。さらに生後8週まで育成観察したが、行動、体重、哺育率、雌では膣開口日、雄では精子形成に対照群と差は認められず、その他解剖学的変化もなかった。1) (Suzuki et al., 1975) Cellulose acetate phthalateの500, 1000及び2000 mg/kg/dayをICR-JCL系マウスの妊娠7日より6日間連続経口投与し、胎児の外形および骨格系に及ぼす影響ならびにその生後発育に及ぼす影響を検討した。母動物の体重増加、摂餌量、平均着色数、胎児死亡率、生存胎児平均体重、平均産児数に影響はなかった。また、胎児の外形異常および骨格異常の発生頻度にも対照群を比べて有意な増加はみられなかった。さらに、出生児を離乳期まで観察したが死亡率、体重、行動ならびに外形および内臓異常の発生頻度に薬物の影響はみられなかった。2) (Watanabe et al., 1975) ■局所刺激性 該当文献なし ■その他の毒性 該当文献なし ■ヒトにおける知見 該当文献なし ■引用文献 1) Suzuki Y, Hirose K, Takahashi A, Takayanagi M, Maita K, Yamashita K, et al. Teratological study of cellulose acetate in rats. Iyakuhin Kenkyu 1975; 6: 41-8 2) Watanabe N, Fujii T. Teratological study of cellulose acetate phthalate in mice. Iyakuhin Kenkyu 1975; 6: 49-59 |メニューへ| |
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