和名　水酸化アルミニウム
英文名　Aluminum Hydroxide

CAS 21645-51-2 (link to ChemIDplus)
別名　
収載公定書　 薬添規(JPE2018)， 外原規（2006）
用途　吸着剤


■単回投与毒性 (link to ChemIDplus)
■反復投与毒性 (link to TOXLINE)
■遺伝毒性
■がん原性


■生殖発生毒性 (link to DART)
ラット
妊娠中のラットに、アスコルビン酸（85mg/kg）と水酸化アルミニウム（300mg/kg）、アスコルビン酸（85mg/kg）のみ、水酸化アルミニウム（300mg/kg）のみの３グループに投与した。いずれのグループの胎児に、異常はなかった。¹⁾ （Colomina et al.,1994）

6日目から15日目の妊娠中のラットのグループに、水酸化アルミニウムを192、384、768mg/kg/日を投与した。どの用量においても、母体に異常はなかった。³⁾ （Gomez et al.,1994）

6日目から15日目の妊娠中のラットのグループに、水酸化アルミニウムを0、66.5、133、266mg/kgを投与した。どの用量においても、母体および胎児に異常はなかった。⁴⁾（Domingo et al.,1994）


■局所刺激性
該当文献なし


■その他の毒性
該当文献なし


■ヒトにおける知見 (link to HSDB)
定期的に人工透析を受けている患者の過量リン酸のコントロールについて。17人の子供と定期的に腹膜透析を受ける若い大人達（14.1歳、標準偏差±3.7歳）に、水酸化アルミニウム（n=7；１日あたりの最大投与量を30mg/kg）か炭酸カルシウム（n=10；１日あたりの投与量範囲を血清リンレベルに従い2.5〜12g）を投与した。水酸化アルミニウムは、炭酸カルシウムほど、過量リン酸のコントロールのためのリン酸塩吸着剤として有効ではない。²⁾ （Salusky et al.,1991）


■引用文献
1)　Lack of maternal and developmental toxicity in mice given high doses of aluminium hydroxide and ascorbic acid during gestation. Pharmacol Toxicol. 1994 Apr-May ; 74 (4-5) : 236-9. (linke to PubMed)
2)　Aluminum accumulation during treatment with aluminum hydroxide and dialysis in children and young adults with chronic renal disease. N Engl J Med. 1991 Feb 21; 324 (8) : 527-31.  (link to PubMed)
3)　Evaluation of the maternal and developmental toxicity of aluminum from high doses of aluminum hydroxide in rats. Vet Hum Toxicol. 1990 Dec;32(6):545-8. (link to PubMed)
4)　Lack of teratogenicity of aluminum hydroxide in mice. Life Sci. 1989;45(3):243-7.  (link to PubMed)

　　　

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