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和名 カプリン酸 英文名 Capric Acid CAS 334-48-5 (link to ChemIDplus) 別名 デカン酸 収載公定書 薬添規(JPE2018), 外原規(2006) 用途 溶解補助剤 ■JECFAの評価 (link to JECFA) 現在の香料としての使用量において,安全性上の懸念はない2) ■単回投与毒性 (link to ChemIDplus)
■反復投与毒性 (link to TOXLINE) ラット 雌雄混合の10匹のアルビノラットに5000 mg/kgを摂取させるように、米食に10%のデカン酸を混合して、150日間投与した。胃を肉眼で観察した結果、前胃および、腺胃に顕著な変化は見られなかった。1) (Mori, 1953) ■遺伝毒性 (link to CCRIS)
■がん原性 該当文献なし ■生殖発生毒性 該当文献なし ■局所刺激性 該当文献なし ■その他の毒性 該当文献なし ■ヒトにおける知見 (link to HSDB) 2ヵ所の研究所において、オクタン酸、デカン酸、ドデカン酸を希釈せずに4時間パッチ貼付し、陽性対照である20% SDSを貼付したものと比較した。すべての物質において刺激性が認められ、その刺激性はデカン酸≧オクタン酸> SDS >> ドデカン酸の順であった。経時的な応答パターンは2ヵ所の研究所の試験結果が酷似しており、また、各物質間における応答パターンも酷似していた。2) (Robinson et al., 1999) ■引用文献 1) WHO Food Additive Series No.48 Safety evaluation of certain food additives and contaminants. (accessed; Dec. 2004) 2) Robinson MK, Whittle E, Basketter DA. A two-center study of the development of acute irritation responses to fatty acids. Am J Contact Dermat. 1999; 10: 136-145 |メニューへ| |
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