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和名 含水二酸化ケイ素 英文名 hydrated silicon dioxide CAS 7631-86-9 (link to ChemIDplus) 別名 ホワイト・カーボン 収載公定書 薬添規(JPE2018) 用途 安定(化)剤,滑沢剤,基剤,吸着剤,結合剤,コーティング剤,充填剤,賦形剤,流動化剤,帯電防止剤 ■単回投与毒性 (link to ChemIDplus) LD50 1) ラット経口: >22,500 mg/kg マウス経口: >15,000 mg/kg LD1002) マウス静注: 1-2mg(コロイド)、25mg(結晶) ウサギ静注: 30-70mg モルモット腹腔: 1-2mg(コロイド)、30mg(結晶) ウサギ吸入: 300mg/cu LD302) ラット腹腔内: 100mg(非晶体、粒子径30%<0.02um) 50mgをラット単回気管内投与することにより肺小葉に細網線維結節(60日)、膠原性結節(120日)が観察された。2) ■反復投与毒性 (link to TOXLINE) 珪藻土のげっ歯類気道内滴下により,肺に結節性線維化を生じた。3) モルモットに珪藻土(二酸化珪素平均含量60 mg)を37-50週暴露させることにより、肺に広汎な肉眼的あるいは顕微鏡的病変が観察された。3) ラットを非晶型珪素(粒子系1μ:1mg/cu)を暴露することにより肺リンパ管周囲に血球細胞及びリンパ球の浸潤が認められた。肺胞が泡沫細胞で満たされた結果、鬱血による肺気腫を生じた。5) ICRマウスにシリカゲルポリマーを腹腔内投与することにより、壊死性腎症または壊死性腎症様の腎障害を認めた。6) シリカダストを(0.5u、30,000個/mL、18h/day, 5days/w) 420日間ラットに暴露した.220日でレチクリン線維より成る珪素結節 が,300日で膠原性結節が観察された。2) 定型的珪素結節をみない報告例:ラットに12週間吸入することにより(40mg/cu、<3um)肺胞にリポ蛋白の蓄積が観察された. 広範囲の肺胞にシッフ反応陽性の好酸性顆粒の蓄積が認められた. スダン親和性の脂肪および シッフ陽性の泡沫細胞及び顆粒が観察された。2) ■遺伝毒性 (link to CCRIS), (link to GENE-TOX) 変異原性 サルモネラ復帰突然変異陰性2) ■がん原性 (link to CCRIS) 非晶型珪素を、げっ歯類に複数経路で投与した.殆どの試験で癌の発生は認められなかった. ハムスターの腹腔内、気管内投与ではリンパ肉腫の発生、肺腫瘍発生のわずかな増加が認められた。2) ■生殖発生毒性 (link to DART) 0.0082-1.82mgのコロイド珪素を5日齢発育鶏卵の羊膜腔に投与したが,発生障害は認められなかった。2) ■局所刺激性 該当文献なし ■その他の毒性 ウサギの硝子体内投与により、網膜壊死及び脈絡膜萎縮が観察された。4) ■ヒトにおける知見 (link to HSDB) ■引用文献 1) Hartley, D. and H. Kidd (eds.). The Agrochemicals Handbook. 2nd ed. Lechworth, 2) IARC. Monographs on the Evaluation of the Carcinogenic Risk of Chemicals to 3) American Conference of Governmental Industrial Hygienists. Documentation of the Threshold Limit Values and Biological Exposure Indices. 5th ed. 4) Grant, W.M. Toxicology of the Eye. 3rd ed. 5) Thienes, C., and T.J. Haley. Clinical Toxicology. 5th ed. 6) JIR'ASEK ET AL; CESK PATOL 14 (4): 202-12 (1978) |メニューへ| |
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