日本医薬品添加剤協会 |
和名 プロピオン酸 英文名 Propionic Acid CAS 79-09-4 (link to ChemIDplus) 別名 収載公定書 薬添規(JPE2018), USP/NF(27/22) 用途 溶剤,溶解補助剤 ■GRAS(184.1081) (link to GRAS/SCOGS) ■JECFAの評価 (link to JECFA) ADI(1日許容摂取量)は「制限しない」と評価されている。1)(1997年) ■単回投与毒性 (link to ChemIDplus)
■反復投与毒性 (link to TOXLINE) ■遺伝毒性 (link to CCRIS), (link to GENE-TOX) 大腸菌を用いるDNA修復試験、SOS試験、サルモネラ菌/ミクロソーム復帰突然変異試験(Ames試験)、培養細胞を用いる姉妹染色分体交換試験、in vivo小核試験を実施した。大腸菌を用いるDNA修復試験以外は陰性で、プロピオン酸は変異原性を示さないことが示唆された。 2) (Basler et al., 1987) ■がん原性 該当文献なし ■生殖発生毒性 (link to DART) ■局所刺激性 ウサギにプロピオン酸溶液濃度を20%まで漸増して点眼したが、局所刺激性は認められなかった。1) (Theodore, 1950) ■その他の毒性 該当文献なし ■ヒトにおける知見 (link to HSDB) プロピオン酸溶液濃度を15%まで漸増して点眼したが、局所刺激性は認められなかった。1) (Theodore, 1950) プロピオン酸の軽度皮膚刺激性による刺痛及び過色素沈着が観察されている。1) (Oettel, 1936) プロピオン酸塗布試験において、皮膚感作性及び抗凝血性は認められなかった。1) (Heseltine, 1952a) ■引用文献 1) 1) WHO Food Additive No.5 Propionic Acid. 1973 (link to WHO DB) 2) Basler A, von der Hude W, Scheutwinkel M. Screening of the food additive propionic acid for genotoxic properties. Food Chem Toxicol. 1987 Apr;25(4):287-90. |メニューへ| |
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