日本医薬品添加剤協会 |
和名 フィチン酸 (関連誘導体を含む) 英文名 Phytic Acid CAS 83-86-3 (link to ChemIDplus) 別名 フィチン(102417)、イノシットヘキサリン酸、inositol-hexaphosphate、Inositol Hexaphosphoric Acid、Cyclohexanehexyl Hexaphosphate 収載公定書 薬添規(JPE2018),外原規(2006) 用途 賦形剤 ■単回投与毒性 (link to ChemIDplus)
■反復投与毒性 (link to TOXLINE) ラット 7週齢のF344ラット雌雄、10匹/群を用いた飲水(フィチン酸 0、0.6、1.25、2.5、5.0、及び10%)投与による 12週間の反復投与試験において、10%投与群の全例、5.0%投与群の雄全例及び雌1例が試験終了前に死亡、1.25、2.5%投与群では対照の0%群の体重に比して10%以下の増加抑制が認められた。無毒性量は 300mg/kg(0.6%群)と考えられる。3)(Hiasa et al., 1992) 6週齢のF344ラット雄、10匹/群を用いた飼料(フィチン酸 0及び2%) 投与による 32週間の反復投与試験において、2%投与群の全例が生存し、体重増加、肝臓及び腎臓の相対重量、並びに病理組織学的病変の発生は対照の0%投与群のそれらに比して差は認められなかった。4) (Takaba et al., 1997) 6週齢のF344ラット雄、10匹/群を用いた飼料(フィチン酸 0%及び2%) 投与による 32週間の反復投与試験において、2%投与群の全例が生存した。最終体重(391g)は対照の0%投与群のそれ(415g)より有意に低値であった。同様な傾向が肝臓の相対重量で認められたが、腎臓の相対重量では認められなかった。5) (Hirose et al., 1991) Wistarラット雄(試験開始時 150g前後)を用い、実験群は下記の4群を設定した。第1群には3週齢の5匹に無処置の対照群とし、第2群には3週齢の9匹に4%フィチン酸添加飼料を与え、第3群には3週齢の9匹に4%フィチン酸添加飼料と1%CaCl2水溶液を与え、第4群には5週齢の10匹に10%フィチン酸添加飼料を与え、第5群には5週齢の15匹に10%フィチン酸と2%CaCO3を添加した飼料を与えた。試験開始5週から8週まで給餌制限を実施した。その結果、(1)体毛の亜鉛値の低下を第3群、第4群及び第5群で認め、(2) 血清亜鉛値の低下を第4群及び第5群で、(3)体重増加の抑制は第2群で軽度に、第4群で著明に認めた。6)(Shigihara et al., 1984) 5週齢のWistarラット雄を用い、実験群は3群を設定した。第1群の5匹には基礎飼 料のみを与えた対照群とし8週間後に屠殺した。第2群の5匹には10%フィチン酸添加飼料を与え3及び8週間後にそれぞれ3及び2匹を屠殺し、第3群の10匹には10%フィチン酸と2%CaCO3を添加した飼料を与え8週間後に屠殺した。その結果、(1)体重増加の抑制は試験開始3週間後に第2群で著明に認めた。試験開始3及び8週間後、亜鉛値は体毛では低下したが、肝、腎、及び小腸では有意に低下しなかった。第2群の8週間生存例の腎皮質に、Ca沈着が巣性に認められた。7)(Yasukata et al., 1985) ■遺伝毒性 (link to CCRIS)
■がん原性 (link to CCRIS) ラット F344ラット雌雄にフィチン酸 1.25,2.5%濃度で飲料水に混入して100〜108週 間経口投与した結果、体重増加抑制及び尿の潜血反応が両投与群で認められている。病理学的検査で腎孟の過形成が両投与群の雄にみられ、腎孟乳頭腫が投与群の少数例(雄 2.5%群 3/57、雌 2.5%群 4/55、雌 1.25%群 3/58)に認められている。この腎孟乳頭腫の発生は、フィチン酸等キレート作用を有する物質を高用量長期間投与すると、ラットでは腎孟に石灰沈着が起き、この刺激による上皮の壊死と再生が腫瘍の発生を促すためであると考えられており、本試験において腎孟の乳頭種が認められた動物では、腎に石灰沈着あるいは乳頭壊死が観察されている。他の臓器には検体投与に起因する病理組織学的変化は認められていない。3) (Hiasa et al., 1992) 実験1では、7週齢のF344ラット雄、12-14匹/群を用い、発癌イニシエーションのためDED前処置を実施した。DED前処置は2、2'-dihydroxy-di-n-propylnitrosamine 1000 mg/kg i.pを2回/週、次にN-ethyl-N-hydroxy-ethylnitrosamine 1500mg/kg i.pを2回/週、 3、2'-dimethyl-4-aminobiphenyl 75 mg/kg s.c. を3回/週で行った。その後、 0%及び2%フィチン酸添加飼料を32週間給餌した。フィチン酸投与により膀胱の乳頭腫の発生が軽度上昇したが、肝臓の肝細胞腺腫の発生が軽度減少した。 実験2では、7週齢のF344ラット雄、12-14匹/群を用い、0.05% N-butyl-N-(4- hydroxybutyl)nitrosamine を4週間飲料水として給水するBBN前処置を実施した。フィチン酸は実験1と同じく飼料で32週間給餌した。フィチン酸投与により膀胱の腫瘍の発生は上昇も低下もなかった。実験3では7週齢のSDラット雌、15-16匹/群を用い、3、2'-dimethyl-4-aminobiphenyl、50mg/kgを単回経口投与するDMAB前処置を実施した。その後、 フィチン酸は実験1と同様に飼料で35週間給餌した。。フィチン酸投与により肺腫瘍の大きさが低値を示したが、乳腺腫瘍の腫瘍の発生は変化しなかった。13) (Hirose et al., 1999) 6週齢のF344ラット雄、10-14匹/群を用いた。DED前処置をした。その後、 フィチン酸0及び2%添加飼料を 32週間給餌した。2%フィチン酸投与はDED前処置による腫瘍発生に影響しなかった。4) (Takaba et al., 1997) 6週齢のF344ラット雄、12-14匹/群を用いた。DED前処置をした。その後、 0及び2%フィチン酸飼料を32週間給餌した。2%フィチン酸投与群に膀胱の乳頭腫の発生が軽度上昇した。5) (Hirose et al., 1991) ■生殖発生毒性 (link to DART) マウス Jcl:ICRマウス雌雄、8-13週齢を用いた。妊娠7-15日までの9日間毎日経口投与 した。妊娠マウスを4群(1群21-24匹)に分け、フィチン酸の投与量は0、1.6、3.1及び6.3%水溶液10mL/kgを経口投与した。妊娠マウスに6.3%の投与量を1回経口投与した予備試験では母体を死に至らしめる毒性効果はみられなかったが、本試験では投与3回目から死亡がみられ、15/24(62.5%)が死亡した。LD50は5.5%、LD1は2.1%であった。本試験では体表・骨格奇形ともにフィチン酸投与によると思われる明確な結果は得られなかった。14) (Ogata et al., 1987) ラット SDラットを用いた妊娠7日〜17 日間の混餌(0.625、1.25、2.5%)投与による催奇形性試験において、催奇形性は認められていないが、2.5%投与群で母体に対する影響の二次的な影響によると考えられる骨格変異の頻度の増加が認められた。無毒性量は750mg/kg/dayと考えられる。15) (松本信雄ら,1987) ■局所刺激性 該当文献なし ■その他の毒性 該当文献なし ■ヒトにおける知見 血中濃度 7人の健康人のボランテアが、フィチン酸の少ない食物とフィチン酸が通常に含まれる食物を食べて、血中のフィチン酸濃度を測定した。フィチン酸の少ない食物の場合にはフィチン酸の血中濃度0.07±0.01mg/Lで、フィチン酸が通常に含まれる食物を食べたときの血中のフィチン酸濃度は0.26±0.03mg/Lであった。フィチン酸の少ない食物をとっている時に、フィチン酸をサプリメントで摂取した場合、血中濃度は4時間後にピークに達した。フィチン酸の少ない食物をしばらく続けた後に、フィチン酸が通常に含まれる食物を再開した場合、16日間のうちにフィチン酸の血中濃度が正常レベルに戻った。フィチン酸の血中レベルを正常に戻すのに、食物中からフィチン酸を摂取すると長期間かかるが、サプリメントとしてフィチン酸を摂取すると短期間ですむ。20)) (Grases et al., 2001) フィチン酸の摂取量 韓国でのフィチン酸塩の推定一日摂取量は1676.6 mg/日であった。韓国人における亜鉛の必要量は亜鉛、カルシウム及びフィチン酸塩の摂取量、並びにフィチン酸塩のモル比、フィチン酸塩 xカルシウムのmmol比を利用した評価にて確立した。鉄とマグネシウムの摂取量も算出した。標本抽出は、韓国人を代表できるように設定した。2日間の食事記録から栄養物摂取量を算出した。データは1995年国立栄養調査記録を用いた。亜鉛、カルシウム、鉄マグネシウム、及びフィチン酸塩の摂取量(mg/d)はそれぞれ10.1、426.5、15.2、268.0、及び1676.6mgであった。フィチン酸塩と亜鉛の比率は15.9mol/d、フィチン酸塩 xカルシウムと亜鉛の比率は168.9mmol/日{91.8 mol/4.2MJ(1000Kcal)}であった。亜鉛摂取量の43%が鶏肉、鶏と魚以外の肉類、畜産加工食品であり、18%が穀類と穀物製品であった。亜鉛摂取量の62%は動物由来食品であった。フィチン酸塩摂取量の46%が穀物と穀物生産物であり、つぎに多いものが調味料、果実、マメ科植物、及びそれらの製品であった。フィチン酸塩摂取量の39%は米であった。 これらの結果から、西洋食と亜鉛の吸収に関しての研究が、次の検討課題になると思われる。21) (Kwun et al., 2000) アメリカにおける1988年から1994年までのフィチン酸の一日あたりの摂取量の中央値(mg/日)は6歳以下では335、6-11歳では473、12-19歳では499、20-59歳では524、60歳以上では486であり、全体では492であった。22) (Bialostosky et al., 2002) 鉄と亜鉛の吸収への影響 離乳食はしばしばフィチン酸塩を含んでいる。フィチン酸塩は鉄と亜鉛吸収の抑 制作用を有し、幼年時代に見られる鉄と亜鉛の欠乏の原因であるかもしれない。 目的: 離乳食から穀類由来フィチン酸塩を大幅に低減すること、あるいはミルクベースで鉄栄養価を高めた特殊調製粉乳を使用することにより、幼児で鉄と亜鉛状態を改善するかどうかを調査した。 デザイン: 二重盲目のデザインでは、6ヶ月〜12ヶ月齢の幼児(n=300)を無作為に3つの穀物グループに分けた。第1群のCC群には フィチン酸塩含量が市販ミルクベースの穀物飲み物(MCD)とかゆを与え、第2群のPR群にはフィチン酸塩を低減したMCDとかゆを、第3群のIF群にはミルクベースの特殊調製粉乳と普通のかゆを与えた。静脈血のサンプルは試験開始6ヶ月目と12ヶ月目に採取した。毎日の摂食量は毎月記録された。試験後の分析対象者は、267人の幼児であった。 結果:CC群、PR群及びIF群におけるフィチン酸塩 1日摂食量(micromol/日)は6-8月齢の幼児では124、48及び26であり、また9-11月齢の幼児では189、36及び62であった。Hbが<110g/Lであった幼児の割合は試験開始時と12ヶ月目ではそれぞれ28%と15%と減少し、血清フェリチン濃度が<12microg/Lであったそれらは9%と18%と増加し、亜鉛血清濃度が<10.7micromol/Lであったそれらは22%と27%であった。介入の後に、CC群とPR群との間には、鉄と亜鉛状態に差異は見られなかった。しかしながら、HbにおいてCC群での117g/Lに比してPR群での120g/Lが有意に高く(P=0.012)、貧血の発現はPR群の13%がIF群の23%より低かった(P=0.06)。このことは両群間における毎日の鉄摂取量の違いから説明できる。結論:離乳食の穀類からフィチン酸含有量を大幅に減少させても、スウェーデン人の幼児において鉄と亜鉛状態に長期の影響を及ぼさなかった。23) (Lind et al., 2003) 尿性状への影響 結石症状があるカルシウムシュウ酸塩結石患者におけるフィチン酸塩尿中濃度を 健康な人のそれと比較した。フィチン酸尿中濃度は結石患者ではかなり低かった。もしカルシウム塩の結晶を抑制する能力欠損がカルシウム結石形成に関連する重要な要素であると考えられるなら、フィチン酸塩の排泄量が低いことはこのタイプの腎結石発生の重要な危険因子であるかもしない。 また、食物からのフィチン酸塩が尿中へのフィチン酸塩排泄影響も調べた。明確に、フィチン酸塩を含まない食事の維持は約36時間後にフィチン酸塩尿中排泄を50%減少させた。これは食事由来の尿中フィチン酸塩がカルシウム塩の結晶化を抑制すること及び腎結石形成予防に、重要であることを明らかにした。24) (Grases et al., 2000) ■引用文献 1) Fujitani T、 Yoneyama M、 Kabashima J、 Hosokawa N、 Ichikawa H. 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